芸術、文学、哲学について共に考える場をつくり、共有していきたいと考えています。
AIの登場により、自分で考えるよりも先に聞いてみるという状況が出てきましたが、それによって考える必要がなくなるわけでも、考えることの重要性が低くなるわけでもありません。なぜなら、どのような答えが与えられるのであれ、それを受けとる時に、すでに人は何かを考えないわけにはいかないはずだからです。与えられた答えに完璧に従うだけであれば、それはもはや命令に対する反応でしかなくなってしまいます。
「人間は考える葦である」と書いたパスカルの本の題は『パンセ』、すなわち「思考」、「考えること」というものでした。つまり、考えることと人間であることとの間には本質的な関係があるということだと思います。ならば考えること、すなわち「思考」とは、わたしたちの存在そのものと深く密接に結びついた何かではないか、という考え(つまり思考)が成り立ちます。
そのような思考の場、共に考える場をつくりだしていきたいと考えています。
築地 正明